あなたはチキータという卓球の技術をご存知でしょうか?
卓球の解説で「チキータ」と言われても素人の私にはなんのこっちゃ・・・。
そう思っている方は多いはず!
今回は、
- チキータ(卓球)とは?意味は?
- チキータ(卓球)の由来は?スペイン語なの?
- チキータ(卓球)のやり方は?
- チキータ(卓球)を動画でチェック!
- チキータ(卓球)はいつからある技術?
について、お伝えします!
目次
チキータ(卓球)とは?意味は?

チキータは、ラケットの先が下に来るぐらい手首を目いっぱい曲げて、ボールに横回転をかけながら払うバックフリック技術です。
台上で行う技術ですね。
ペンホルダーのラケットだと難しいので、ペンホルダーの選手はまずやりません。
シェークハンド限定の技術と言っていいでしょう。
チキータは、チェコのピーター・コルベル選手が最初にやりだしたと言われています。
本人は「バナナボール」と呼んでいましたが、「チキータ」と一般的に呼ばれています。
チキータ(卓球)の由来は?スペイン語なの?

チキータはボールに鋭い横回転をかけるため、ボールがバナナのような曲線を描きます。
チキータバナナをご存知でしょうか?
チキータバナナは世界的なバナナブランドです。
先程も言った通り、チキータを生み出したコルベル選手本人は「バナナボール」と呼んでいましたが、タマス(※世界有数の卓球用品総合メーカー)の今村氏が「チキータバナナから引用して『チキータ』と呼ぶようにしよう!」と言い、チキータという呼び方で定着しました。
ちなみに、チキータはスペイン語で「可愛い女の子」という意味なんだとか。
チキータ(卓球)のやり方は?

チキータは台上で行う技術です。
ですから、短いサーブに対し、返球する場合に使います。
チキータは短いサーブであれば、下回転でも上回転でも、ナックルでも返球することができます。
強い下回転がかかっているサーブに対してチキータをやる場合、ボールの側面を擦り、強い横回転をかけるように返球します。
下回転がかかっているとネットにかかりやすいですので、ボールの真上や真後ろにはあまり触れないように意識してボールの左を前に擦るのが重要です。
ナックルの場合は、ボールの左上を擦るように打ちます。
一瞬のうちに回転を判断して、対応したければいけないので、卓球って難しいですね(汗)
チキータ(卓球)を動画でチェック!コツは?
上でチキータのやり方について簡単に説明しましたが、YouTubeでチキータのやり方について、分かりやすい動画がありました。
こちらです。
こちらの動画によると、チキータのやり方のポイントは、以下の3点が重要と説明しています。
- 肘
- 打球点
- 擦り方
動画で説明していることをまとめました!
まず、肘についてです。
チキータに入るときは、視線をいつもより低くするとやりやすくなります。
チキータが上手い人は肘を上手く使えています。
肘を高い位置に設定するのがポイントです。
視線を低くすると、肘が入れやすくなり、チキータがしやすくなるというメリットがあります。
続いて、打球点ですが、チキータが上手い選手はボールが最高点に到達したとき、または、最高点に到達して少し下がったところで打っているそうです。
視線を低くすることで、溜めを作りやすくなり、回転量が増えて威力が増す上、安定もするとメリットしかありません。
最後に、擦り方です。
ボールの真後ろを擦ると鋭い回転がかかりますが、これだと安定しないという方には、ボールの左斜め後ろを擦るようにすると安定しやすいということです。
この動画の最後にスローでチキータを見せているので、非常に分かりやすいですね!
チキータ(卓球)はいつからある技術?

チキータは現在、シェークハンドの選手はほとんど全員使っている技術ですが、いつからある技術なんでしょうか?
チキータを開発したのはチェコのピーター・コルベル選手ですが、中国の張継科選手がチキータと、超強力なバックドライブを使い、世界卓球2011を初出場にして制したことで、チキータが世界に通用する技術と認識され、急速に広まったと言われています。
2011年なので、結構最近の技術なんですね。
卓球はこれまでサーブを出す側が有利と言われていましたが、チキータという技術が出たことで、現在ではそうとも言えなくなりました。
ちなみに、張継科選手は通常のチキータとは逆の横回転をかける逆チキータもできるようです。
日頃から練習しているみたいですね。
まとめ
- チキータ(卓球)は、ラケットの先が下に来るぐらい手首を目いっぱい曲げて、ボールに横回転をかけながら払うバックフリック技術。
- チキータは、ボールに鋭い横回転をかけるため、ボールがバナナのような曲線を描くことから、「チキータバナナ」の「チキータ」から名付けられた。
- チキータは、下回転でも上回転でも、ナックルでも返球することができる。
- チキータをうまくやるコツは、視線を低くして、肘を高い位置に設定し、ボールをよく引き付け、ボールの最高到達点以降で打つのがポイント。ボールの左斜め後ろを擦るようにすると安定しやすい。
- チキータは、チェコのピーター・コルベル選手が開発した技術だが、中国の張継科選手がチキータと超強力なバックドライブを使い、世界卓球2011を初出場で制したことで、世界に通用する技術と認識され、急速に広まった。
いかがでしたか?
卓球を遊びでしかやったことがない方でも、チキータについて、理解ができたのではないでしょうか?
これで、卓球の試合をテレビで観ていても、解説が普通に「チキータ」という用語を使っても分かりますね!
もしも、一緒に観戦している人が「チキータって何?」という人だったら、あなたが教えてあげてくださいね!(笑)