藤田菜七子騎手が2018年6月17日の勝利でG1騎乗可能になったようです。
へー、G1に騎乗するための資格条件があるんだーと思いましたが、どんな資格条件なのでしょうか?
今回は、
- 競馬G1の騎乗資格条件は?
- 競馬のG1レースに女性騎手が騎乗したことはあるの?
- 競馬の賞金の分配はどうなってる?
- 競馬の賞金に税金はかかる?
について、お伝えします!
競馬G1の騎乗資格条件は?
競馬のG1レースに騎乗できる資格条件は、通算勝利数31勝以上です。
ですので、本日(2018年6月17日)のレースで勝利を収めた藤田菜七子騎手は、ちょうど通算31勝となり、G1騎乗資格を得たことになります。
ただし、31勝以上になったからと言って、必ずG1で騎乗できるわけではありません。
騎乗依頼が来なければ、当然乗れませんし、G1騎乗資格を得たからと言って、すぐには乗れないでしょう。
やはり、今後もコツコツと実績を積み重ねていく必要があります。
中央競馬の騎手には「見習騎手」というものがあります。
見習騎手とは、騎手免許取得5年未満で通算勝利度数が100回以下の騎手のことを指しています。
見習騎手には、特別競走とハンデキャップ競争以外の競争に騎乗する場合、その騎手の通算勝利度数によって、負担重量が減量されます。
印 | 勝利度数 | 減量 |
---|---|---|
▲ | 30回以下 | 3kg |
△ | 31回以上50回以下 | 2kg |
☆ | 51回以上100回以下 | 1kg |
藤田菜七子騎手はまだ見習騎手です。
本日(2018年6月17日)勝利したレースも見習騎手なので、重量は53.0kgで、3kg減量されています。
私が思うに、見習い騎手期間が終了して、負担重量が減量されなくなってからが勝負だと思います。
今回31勝目を挙げたので、負担重量の減量は3kg→2kgになりました。
競馬のG1レースに女性騎手が騎乗したことはあるの?
女性騎手はG1レースにまだ騎乗したことがありません。
藤田菜七子騎手が、G1レースで騎乗するとなれば、JRA史上初の女性騎手のG1騎乗ということになります。
競馬の賞金の分配はどうなってる?
競馬の賞金の分配ってどうなっているのかご存知でしょうか?
競馬の賞金はG1レースを勝つとレースによっては数億円とめちゃくちゃ莫大です。
競馬には色んな人が関わっています。
競走馬を所有している馬主、調教師、厩務員、騎手・・・。
賞金の分配は、以下のようになっております。
馬主 | 80% |
---|---|
調教師 | 10% |
騎手 | 5% |
厩務員 | 5% |
当然競走馬を所有している馬主が一番取り分が多く、80%です。
騎手は5%ですね。
例えば、1着賞金1億円のレースに勝利すれば、以下のような取り分になります。
馬主 | 8,000万円 |
---|---|
調教師 | 1,000万円 |
騎手 | 500万円 |
厩務員 | 500万円 |
騎手が意外に少ないような気がするかもしれませんが、1回のレースでこれだけもらえるわけです。
重賞ではないレースも含めたらかなりの金額になるでしょう。
競馬の賞金に税金はかかる?
競馬の騎手は個人事業と同じ扱いで、賞金等の報酬には所得税と消費税がかかります。
実は、過去に外国人騎手がトラブルになったことがありました。
ペリエ騎手が税金を一部支払っておらず、その額は1,000万円を超えたのだそう!
税務署はペリエ騎手に支払いを命じましたが、本人に支払いの意志はなく、ペリエ騎手を呼んだ社台グループの総帥が代わりに支払ったという話です。
この件があり、ペリエ騎手は日本に来ることはなくなりました。
おそらくこのトラブルで、社台グループが嫌気が差したのと、JRAが免許を発行しない等の事情があったみたいです。
しかし、一流の外国人騎手にとって、1,000万円なんてしょぼいものではないでしょうか?
きちんと自分で支払って、日本にまた来ていれば、ほぼ間違いなく数億円も日本で稼ぐことはできたはずです。
ちょっともったいない気はしますね。
まとめ
- 競馬のG1レースで騎乗できる資格条件は通算31勝以上。
- 競馬のG1レースで女性騎手が騎乗したことはまだない。(2018年6月現在)
- 競馬の賞金の分配は、馬主・調教師・騎手・厩務員に対して、それぞれ80%・10%・5%・5%となっている。
- 競馬の賞金には所得税と消費税がかかる。
いかがでしたか?
最近では、ルメール騎手やデムーロ騎手に独占されている感があるので、日本人騎手ももっと頑張ってもらいたいですね!
外国人騎手の勝利ジョッキーインタビュー見飽きました(笑)
ただ、馬券を買う方からすると、外国人騎手を含めて買わないと当たらないですね。