京都大経済研究所の元所長で、60代の男性教授が手当等を不正請求したとして、京大が処分を検討していることが分かりました。
気になるのは、この60代男性教授が誰なのかですね。京大の学生たちは気になっているのではないでしょうか?
目次
京大教授の手当不正請求の報道の内容
京都大経済研究所の元所長で60代の男性教授が手当などを不正に請求したとして、京大が近く処分を検討していることがわかった。住所が京都市にあると大学に届け出ながら実際は東京の自宅に住み、実態にあわない出張費を計上。
単身赴任手当や東京―京都間の交通費などを受け取っていた。総額は約2年間で計約270万円。教授は学内の調査に不正を認めているという。
引用:朝日新聞
ひどい話ですね。教授は不正を認めているということですが、「不正の認識はなかったが、反省している」と説明しています。苦しい言い訳ですね。
この不正は、京大に寄せられた情報を基に、2017年9月から調査していたようで、教授は京都市内にある賃貸住宅を住所として大学に届け出ていたにも拘わらず、2017年8月までに単身赴任手当や住居手当等、約180万円を受け取っていたということです。
他にも、会議等のために出勤する際に、京都から東京に出張したことにして実態に合わない出張費を請求し、実際にかかった交通費に充てていたそうです。カラ出張は24件で合計約80万円です。
不正に受け取っていた単身赴任手当や住居手当を含めると、合計260万円です。
まだあります(汗)2017年度までの出勤状況は大学に実際に出勤したのは約80日に対し、学外で従事したとする日が計300日以上あったようです。
どういうことだよ(笑)大学に80日出勤したら、残り285日しかないですよね。
これは、秘書に指示して出勤簿に押印させ、出勤扱いにしていたようです。
本当に何から何まで不正をしているという感じですね。
京都大経済研究所元所長で60代の男性教授を特定するためのヒント
この手当不正請求をした京大教授を特定するためのヒントを報道からまとめました。ヒントを箇条書きにしますね。
- 京都大経済研究所の元所長である。
- 60代の男性教授である。
- 教授は、経済理論の専門家である。
- 日本経済学会長を務めたことがある。
- 2015年10月から別の大学から京大に移ってきた。
これだけヒントがあれば、特定できそうですね!
京都大経済研究所元所長で60代の男性教授の名前と顔画像は?
まず、不正をした京大教授は「京都大経済研究所の元所長」ということですので、歴代の京都大経済研究所の所長を調査しました。
Wikipediaの京都大学経済研究所のページをチェックしてみました。
こちらのページの下の方に歴代所長が掲載されています。以下の方々です。
- 岸本誠二郎(初代)
- 青山秀夫(第2代)
- 馬場正雄(第3代)
- 尾上久雄(第4代)
- 行沢健三(第5代)
- 宮崎義一(第6代)
- 尾上久雄(第7代)
- 馬場正雄(第8代)
- 小池和男(第9代)
- 杉本昭七(第10代)
- 佐和隆光(第11代)
- 福地崇生(第12代)
- 佐和隆光(第13代)
- 藤田昌久(第14代)
- 佐和隆光(第15代)
- 西村和雄(第16代)
- 矢野誠(第17代)
- 溝端佐登史(第18代)
- 岡田章(第19代)
- 溝端佐登史(第20代)
再任されている人も何人かいますね。続いて、この方々の年齢をチェックします。
- 岸本誠二郎(初代)→亡くなっている
- 青山秀夫(第2代)→亡くなっている
- 馬場正雄(第3代)→亡くなっている
- 尾上久雄(第4代)→亡くなっている
- 行沢健三(第5代)→亡くなっている
- 宮崎義一(第6代)→亡くなっている
- 尾上久雄(第7代)→亡くなっている
- 馬場正雄(第8代)→亡くなっている
- 小池和男(第9代)→85歳
- 杉本昭七(第10代)→85歳
- 佐和隆光(第11代)→75歳
- 福地崇生(第12代)→86歳
- 佐和隆光(第13代)→75歳
- 藤田昌久(第14代)→74歳
- 佐和隆光(第15代)→75歳
- 西村和雄(第16代)→71歳
- 矢野誠(第17代)→75歳
- 溝端佐登史(第18代)→62歳
- 岡田章(第19代)→64歳
- 溝端佐登史(第20代)→62歳
60代の方のみをまとめると以下のようになります。
- 溝端佐登史(62歳)
- 岡田章(64歳)
おや?2人に絞られましたね。さて、ではこの2人のうちどちらが不正をした教授なのかですが、残るヒントは以下の項目ですね。
- 教授は、経済理論の専門家である。
- 日本経済学会長を務めたことがある。
- 2015年10月から別の大学から京大に移ってきた。
2人の職歴を調査してみました。
溝端佐登史(62歳)
期間 | 組織 |
---|---|
1986/04/〜1987/03 | 1986-1987岐阜経済大学経済学部非常勤講師 |
1987/04〜1990/03 | 岐阜経済大学経済学部 |
1990/04〜1991/03 | 岐阜経済大学経済学部 |
1991/04〜2002/03 | 京都大学経済研究所 |
2002/04〜 | 京都大学経済研究所 |
2006/04〜 | 京都大学経済研究所 |
1990/04〜1991/03 | 京都大学経済研究所 |
1995/09〜1996/07 | バーミンガム大学ロシア・東欧研究センター |
1996/04〜1998/04 | ハンガリー科学アカデミー経済研究所 |
1996/10〜 | ソウル大学経済学部 |
1999/10〜1999/12 | モスクワ大学経済学部 |
2001/03〜2001/05 | ロシア科学アカデミー経済研究所・社会経済人口問題研究所 |
2005/03〜2005/04 | パリ第7大学 |
岡田章(64歳)
帰還 | 組織 |
---|---|
1982/04/01〜1989/03/31 | 東京工業大学理学部情報科学科 |
1989/04/01〜1989/09/30 | 埼玉大学大学院政策科学研究科 |
1989/10/01〜1991/03/31 | 埼玉大学大学院政策科学研究科 |
1991/04/01〜1996/08/31 | 京都大学経済研究所 |
1996/09/01〜2004/03/31 | 京都大学経済研究所 |
2004/04/01〜2015/09/30 | 一橋大学大学院経済学研究科 |
2015/10/01〜 | 京都大学経済研究所 |
もうお分かりですね。2015年10月から京都大学経済研究所に移ってきている岡田章教授です。
さらに調査したところ、岡田章教授は、専門はゲーム理論と理論経済学で、2014年6月から1年間日本経済学会会長を務めたようです。完全に一致していますね!間違いありません。
こちらのサイトに岡田章教授の顔画像がありますので、見たい方はこそっとどうぞ。
まとめ
- 60代の京大教授が、手当等を不正請求したとして、京大が処分を検討していることが分かった。
- この60代の京大教授を特定するヒントとして、「京都大経済研究所の元所長である」、「60代の男性教授である」、「経済理論の専門家である」、「日本経済学会長を務めたことがある」、「2015年10月から別の大学から京大に移ってきた」がある。
- これらヒントを元に調査した結果、岡田章教授と判明した。
いかがでしたか?
60代となると、2人に絞られて、1人は現職ですから、「京都大経済研究所の元所長」とは表現しないはずです。
高い給料もらっているのに、セコすぎるというのが私の感想ですな(笑)おそらくあなたも同じように思ったのではないでしょうか?