仮想通貨初心者の場合、慣れないことが多く、色々不安になることが多いですよね。
例えば、仮想通貨の送金です。
着金確認の連絡がこないけど本当に届いたのかな?とかね。
当記事は、仮想通貨の中でもどこの取引所でも扱われていて基軸通貨になりつつあるイーサリアム(ETH)の送金についての記事になります。
今回は、
- イーサリアム(ETH)の送金時間が遅い?送金にかかる時間は?
- イーサリアム(ETH)の送金詰まり問題とは?
- イーサリアム(ETH)の送金詰まり時の対処法は?
- イーサリアム(ETH)の送金状況の確認方法は?
について、お伝えします!
目次
イーサリアム(ETH)の送金時間が遅い?送金にかかる時間は?
イーサリアムはビットコインよりも送金時間が早いです。
ブロック生成時間はビットコインが600秒、イーサリアムは15秒で、イーサリアムはかなり早いです。
他の通貨とも比較してみましょう。
通貨 | ブロック生成時間 |
---|---|
リップル(XRP) | 4秒 |
イーサリアム(ETH) | 15秒 |
ライトコイン(LTC) | 150秒 |
ビットコイン(BTC) | 600秒 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 600秒 |
リップルのブロック生成時間は4秒と別格ですが、それでもイーサリアムは他の通貨と比較して、ブロック生成時間が遅いわけでもありません。
実際、イーサリアムを送金して残高に反映されるまでの時間は、どこからどこへ送金したのかに関係します。
送金は、「取引所から取引所へ」、「取引所からウォレットへ」、「ウォレットから取引所へ」というパターンがありますが、どこからどこへの送金かにより3倍~4倍時間が違うようです。
こちらのサイトで実際それぞれ3パターンで送金してみた結果が公開されていました。
どこからどこへの送金? | 送金後の残高への反映時間 |
---|---|
取引所(bitFlyer)→取引所(bitbank) | 21分 |
取引所(bitbank)→ウォレット(metamask) | 6分 |
ウォレット(metamask)→取引所(bitbank) | 18分 |
この結果によると、送金先が取引所の場合は結構時間がかかるけど、送金先がウォレットの場合は3分の1ぐらいの時間で済むようです。
これはイーサリアムの送金時間に関係なく、取引所で行われている入出金への処理時間がかかるためとみられます。
イーサリアム(ETH)の送金詰まり問題とは?
上で示した通り、どこからどこへの送金なのかにもよりますが、大体遅くても30分かからず反映されています。
イーサリアムはビットコインと比較して、送金速度が早いと言われていますが、送金詰まりにより、送金が大幅に遅れることがあります。
送金詰まりが起こる理由は、取引所が悪いのではなく、イーサリアムの仕組み上仕方のないことです。
ブロック生成後、送金履歴の承認を行いますが、これはネットワークに参加するマイナーたちがコンピューティングパワーで膨大な計算を行っています。
しかし、ネットワークが処理できる上限を超えてしまった場合、処理できない送金リクエストが未確認トランザクションとして処理待ちの状態になり、溜まってしまいます。
極端な話、イーサリアムを持っている人が全員売却しようとしたとすれば、処理能力をオーバーし、送金詰まりを起こすのは間違いないでしょう。
イーサリアム(ETH)の送金詰まり時の対処法は?
混雑しているときでも、スムーズに送金するには、送金手数料を高めに設定することをおすすめします。
送金手数料を高くしたほうが優先的に処理され、早く送金することができる可能性があります。
ただし、必ずスムーズに送金できるわけではないです。
あくまでも早く送金できる可能性があるというだけです。
ネットワークが混雑しているときは、手数料の相場が上がる傾向なので、早く送金したい人たちが手数料を高く設定して送金することが多いです。
ですから、ネットワークが混雑しているタイミングを避けて送金するのが良いと言えるでしょう。
イーサリアム(ETH)の送金状況の確認方法は?
イーサリアム(ETH)では、取引所やウォレットに関係なく、送金状況を確認することができます。
こちらのサイトで確認ができます。
確認方法ですが、右上のフォームに送金元アドレス、または、送金先アドレス、またはTxHashを入力し、「GO」ボタンをクリックします。
送金元アドレス、または、送金先アドレスを入力した場合は、以下のような感じで表示されます。
上の画像のように「(pending)」と表示されていると、そのTxHashはまだ承認されていないという意味です。
TxHashをフォームに入力した場合は、以下のような画面が表示されます。
上の画像のように緑で「Success」と表示されていれば、トランザクションが完了していることを意味しています。
ICOに参加したりしている人は、期限内に送金しなければいけないので、送金されたか心配なときもあると思います。
そういうときはイーサスキャンで一度確認してみることをおすすめします。
まとめ
- イーサリアム(ETH)は、ビットコインと比較してブロック生成時間が早く、送金が早い。
- イーサリアム(ETH)は、混雑していると送金詰まりを起こすことがある。
- イーサリアム(ETH)は、混雑しているときは送金手数料を高めに設定することでスムーズに送金できることがある。
- イーサリアム(ETH)の送金状況は、イーサスキャンで確認することができる。
いかがでしたか?
ウォレットにイーサリアム(ETH)を送金したけど、反映されない、着金の連絡が来ないという場合は、今回紹介したイーサスキャンで確認することをおすすめします。
トランザクションが完了していることが分かれば、とりあえずは安心して待つことができます。