日本独自の進化を遂げていたガラパゴス携帯、ガラケーは本来はフィーチャーフォンと言います。
現在、OSの関係(android)からガラホと呼ばれる機種がそのガラケー形状を受け継ぎ主流になりつつあります。そんなガラケー・ガラホのおすすめ機種を紹介。
ドコモ、au、softBankのガラケーは?ガラホは?
ガラケー/ガラホのメリットやデメリット、最新機種やsimフリー、格安SIMのガラケーは?
などなど調べてみました。
目次
ガラホのメリット
3G通信終了の問題があっても、それでもこの形状(ガラケー式)が好きな方が多くおられますね。
私見ですが正直申しますとスマホに変わるメリットは殆どありません。
電池持ちをよく解説されるサイトを見かけますが、使ってないだけだと思います。
例えばスマホの場合、Youtubeを連続動画再生何時間などで比較しますが、ガラホでもYoutubeは見れます。
かなり!見づらいですけど笑
(特に昨今のガラホはブラウザから視聴可能)
そして同じように連続動画再生なんかするとやはり電池は持ちません。
あの小さな画面でそんなことする人居ないと思いますけど。
ガラケー形状の携帯ガラホの場合、標準的なバッテリー容量は1860mhとか1680mhです。
スマホは3000mh超えの時代を考えるとどう見ても少ない容量です。
それでもあえてメリットをあげるとすれば、コンパクト、すぐにスマホを触る癖を自衛するとかでしょうか。
自分を抑制できます。
また今までガラケーを使っていた世代の方からすると使い慣れたボタン操作。
電話ができればいいんだよ!という強い思いのある方にはメリットな形状なのかもしれないですが・・・。
そうそう使わないという理由で通信料も抑制できます。
あえて上げるガラホのメリットまとめ
- 軽くてコンパクト
- 端末代金が安い
- 電話に集中でき、無意味にスマホを見ることを抑制できる
- 慣れている方はボタン操作ができること
- やたら使わないという理由で電池持ちがいいように感じる
- 通信料を抑制できる
- 通話はし易い
- とにかくガラケー形状が好きだから使いたい!
- 通話ができればいいんだよ!という人にはベスト!
- どうしても2台持ち派!にも良い!
- 端末代がスマホに比べて安い
とかでしょうか。
料金の節約や昨今問題になっているスマホ使用時間の抑制などには本当に効果があると思いますよ!
ガラホのデメリット
デメリットは実は書きようによっては沢山あります。
先程も書きましたが料金が安くつくという表現も正しくありません。
通信料も安いとよく表現されていますがこれも使っていないだけの話です。
スマホを使う機会を減らしたいという方にはオススメなのかもしれません。
例えばスマホを使わない分、ガラホのテザリング(1部機種は可能)を使いまくってパソコン作業をすると、結局通信容量も増えスマホ並みの料金になります。
ですから料金が安くつくわけではないのです。
ただし、端末は安く提供されています。
iPhoneやGalaxy、Xperiaなどの最新機種ですと10万円を超える時代。
一括払い派には厳しいですね。その点は安くつきますけど・・・。
ガラホのデメリット一例
- アプリが使えない=いろんなことが出来ない
- 画面が小さい
- 写真の解像度、画素数も低い
- 新機種は機能が退化している
- LINEも使えない(一部機種は今のところ利用可)
- 旧機種の通信方式が近い将来無くなる
- 機種によりPCメールGメールも使えない(機種により可)
- スマホサイトすら最適に見れない
- 通信速度もスマホに比べて遅い
- その他もろもろ
スマホと比べてデメリットを上げるときりがありません。
ただしこれはスマートフォンと比べてということですので、機能が限られていることは割り切ってしまえば良い面になるのかもしれないですね。
ガラホの販売状況は?docomo/au/softbank 2019
さて2019年現在キャリア3社のガラホの販売状況を調べてみました。
画像引用元:ドコモ
ドコモは5機種。
画像引用元:au
auはお子さま携帯まで入れて11機種。
画像引用元:ソフトバンク
softbankは6機種でした。
以上は各キャリアのHP上に記載されている機種ですので1部店舗では旧機種もまだ販売されている可能性もありますし、逆に在庫切れの可能性もありますので欲しいデザインのものがあれば実店舗でお問合せください。
変わったところではドコモのカード携帯KY-01Lがありますね。
これは昔ながらのガラケー派向けというよりはメリットデメリットでも挙げたスマホ抑制派へ向けた製品でしょうか。
画像引用元:製品ドコモ ケータイカードケータイ KY-01L
まさに「通話できればいいんだよ!」という製品にしか見えません(笑)
これは旧来のガラケーファン向けというよりがガジェット好きの方向けのような気がします。
ドコモはあまり機種が無く選択肢が限られているイメージです。
もう少し力を入れてほしいところです。
そんな中、富士通がドコモ向けに久しぶりにリリースしています。
ドコモのガラホ最新機種ですね!
F-03Lスペックです。
サイズ | 約113×51×15.8mm |
質量 | 133g |
連続待受時間 | LTE約640時間 3G約780時間 GSM約580時間 |
連続通話時間 | LTE(VoLTE-WB)約390分 3G約540分 GSM約530分 |
バッテリー容量 | 1680mAh |
メインディスプレイ | 約3.4インチ |
サブディスプレイ | 約0.8インチ |
カメラアウト | 有効画素数 約810万画素 |
インカメラ | 非対応 |
通信速度 | 受信時最大速度112.5Mbps 送信時最大速度37.5Mbps |
参考:富士通
画像引用元:製品ドコモ ケータイ arrows ケータイ F-03L
デザインはかっこいいなと思うのですが、インカメラが非搭載だったりと機能の退化感は否めないです。
ただしおサイフケータイは搭載されているみたいですね。
今後の評価を見ていきたいと思います。
さてガラケー型携帯の無難なメーカーとしては継続的に出しているシャープや京セラでしょう。
私もシャープのSHシリーズはお世話になっていましたよ。
注意※
現在のラインナップはほぼ3G+4Gの通信回線で、ドコモで言えばfomaやiモードの旧サービスは搭載されていません。
しかし店頭で選ぶ際には今話題になっている3Gが使えなくなる影響は購入前に必ず確認致しましょう!
simフリーガラホでおススメはある?
さてSIMフリーのガラケー、ガラホはどうでしょうか?
SIMフリーガラケーは無くなる、機種が限られるとの話ですが、なかなか魅力的な製品も出ていますよ。
↓こちらなんかは4Gとうたってます。
出典:Amazon
↑NichePhone-S 4G
徹底的に研ぎ落されています。ちょっとドコモのカードケータイっぽいですか。
カメラもありません。
通話、SMS(ショートメッセージ)をメインで使う方で、ものすごくコンパクト好き(ミニマリスト)にはオススメ。
これの良いところは4Gテザリングが可能なところ。
タブレットとの2台持ちにはオススメです。
理由はメリットであげたボタン操作があること、そして2台持ちに適したテザリングができることです。
スマホで出来る事を全くしないで済む時代にも思えません。
せめてPCやタブレットは使うでしょう。そんな時にテザリング機能は便利ですね。
悪いところは充電が特殊。いつも専用のコード等を持ち歩かなくてはいけません。
せめてUSB(タイプBでもCでも)充電できるように出来なかったのかと少し残念です。
simフリーガラホの最新製品か?!!スイスメーカーから登場
出典:Amazon
simフリーのガラホ「MP02」が発売されています。
スイスのメーカーPunkt.(プンクト)
カッコイイですね。そして4G対応です。
機能は電話、SMS、電卓、時計ぐらいみたいですがテザリングは可能。
ただ価格が!44,880円!!
この機能にこれだけの価格を払う人はいるんでしょうか?
さすがはスイス製ということなのか・・・。
直販サイトはこちら→Punkt.
日本語の対応レベルなどが気になりますが、デザイン重視の人にはおススメかも。
simフリーガラホ購入前の注意点 周波数バンドとsim形状等
キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のガラホは初心者向けというか年配者向けのイメージですが、simフリーのガラホは実はあまり初心者には向いていません。
出来ることや使い方が分かり難いです。
また設定もややこしいのでどちらかと言うとスマホ以上にマニアな人が買うモノなのかもしれませんね。
さて、simフリーのガラホを購入する場合はまず技適マークがある必要があります。
これはガラホに限りません。スマホやタブレット、通信を使う端末を日本国内で使用する場合に必要になります。
技適とは?
技適マークとは、技術基準適合証明と技術基準適合認定のいずれかあるいは両者の認証がなされていることを表示するマークで、総務省令に定められたものである。引用:Wikipedia
大手量販店などで販売されているガラホはまずまず大丈夫でしょう。
また国内格安SIM会社が出しているものも安全です。
気を付けなければならないのは中古販売などで出回っている海外メーカーのもの。
それと日本メーカーの海外向けです。
ただガラホになると機種が限られてきますのでお店の人に聞いてみるのも確認の方法ですね。
周波数、対応バンドにも注意が必要です。
製品にドコモとソフトバンクには対応とか記載があるはずですので、よく聞いてから購入してください。
特に中古携帯販売店のものはデザインが魅力的で直観で買ってしまうと技適が無いものも周波数が対応していなかったりもします。
技適同様、対応周波数も購入前には必ず確認するよう注意しましょう!
初心者でもまるわかり周波数帯バンドについて
引用:イオシス
通信できるsimを既にお持ちの場合はsimの形状も注意しましょう。
昨今、ほぼnanoSIM形状ですが海外製だとたまーにmicroSIMだったりします。
古い携帯をお使いでそのsimを利用したい場合は逆の場合もありますのでsimの形状確認は必ず必要です。
- 技適マークの有無を確認しよう
- 契約する通信会社(ドコモやau、ソフトバンク、格安sim)の周波数帯を確認しよう
- simの形状を確認しよう
格安SIM事業者のガラホは?
画像引用元:Y!mobile
格安SIM事業者にもガラホはありますね。
かなり浸透してきた格安SIMですが、ガラケー形状のガラホを豊富に扱っている事業者はあまりありません。
その中でラインナップ感を出している事業者はY!mobileオンリーです。
ソフトバンクの系列ですね。
格安SIMの場合、通信料金を安くという主旨が強くガラケーの通話し易さに焦点が当たっていないためでしょうか。
そのためガラケーニーズの方にはあまり力を入れていないのかもしれませんね。
格安事業者は歴史が浅いので4G対応製品ばかりです。
(※それでも購入前には大手キャリアの3G終了後はどうなるかの確認は必ずしましょう)
また、スマホの通信価格を大手キャリアも安くというニーズに応えるのとは逆に通話料金にはあまり力を入れておらず、もしかするとキャリアよりも高いイメージさえあります。
魅力的な端末を見つけた場合は料金体系をよく理解してから契約してください。
そんな中でもY!mobileは「スーパー誰とでも定額」(相手キャリア問わず)などのプランも用意されています。
Y!mobileに乗り換えるなら「ヤングモバイル」!格安SIM事業者のガラホでオススメは?
さてオススメですが、これもY!mobileの中から、
画像引用元:Y!moble
602SHです。4G対応です。
後継機として806SHが出ていますがワンプッシュが省かれています。
個人的にパカパカ形状でしたらワンプッシュオープンは欲しいところです。
あと
画像引用元:Y!mobile
603SL
宣伝ではシンプルで使いやすい「The電話」!これも4G製品です。
テザリングもできませんし、ワンセグとかも無しです!
NHKの受信料対策にはいいかもしれませんね。
しかし縦の長さがしっかりあるので通話はしやすいかと思います。
通話ができればいいんだ!という趣旨の人にはオススメです。
まとめ
まだまだ一部の方々に人気のガラケー型携帯電話ガラホ。
海外ではKaiOSとかで新興国向けの携帯電話(ほぼストレート型ですが)も出ているようです。
こちらも新機種は4G回線対応の製品も出てきています。
スマートフォンの時代とは言え、通話やメッセージが携帯電話の原点です。
その品質に注力した、また個性的な製品で4Gや5Gに対応した新製品がもっと出てきて欲しいですね。