今年の夏の甲子園は金農フィーバーで非常に盛り上がりましたが、もう少しでドラフトですね。
指名してもらうにはまずプロ志望届が必要と思いますが、これは誰でも出せるものなのでしょうか?
極端な話、私は野球経験がないのですが、私でも出せたりする?(笑)
今回は、
- プロ志望届とは?
- プロ志望届は誰でも出せる?
- プロ志望届の出し方は?
- プロ志望届の期限は?高校・大学生で違う?
- プロ志望届提出者一覧!(2018年版)
について、お伝えします!
プロ志望届とは?
プロ志望届とは、プロ野球団に入団を志す高等学校3年在籍者が日本高等学校野球連盟に、大学4年在籍者が大学野球連盟に提出するものです。
ここで言う「プロ野球団」とは、日本野球機構(NPB)、独立リーグ(四国アイランドリーグplus、ベースボール・チャレンジ・リーグ、または、日本女子プロ野球機構所属球団のことを言います。
なるほど!社会人はプロ志望届は必要ないのですね。
それもそうですね、もう社会人なのですから。
社会人野球からプロ入りする選手もいますが、これは転職みたいなものですからね。
一方、高校生や大学生は進学・就職があるということですね。
ちなみに、2003年度までは、高校卒業見込者がプロ野球関係者と交渉するためには、日本高等学校野球連盟の地方組織に退部届を提出する必要がありました。
意外にもプロ志望届が必要になったのは、2004年度からで、結構最近の話なのです。
プロ志望届が必要なかったときは、プロ球団が、大学進学希望者や社会人野球希望者を強行指名するトラブルが続出したこと等があり、プロ志望届が制度化したということです。
強行指名の例
- 工藤公康(西武)
- 桑田真澄(巨人)
- 城島健司(ダイエー)
プロ志望届は誰でも出せる?
先程の説明で分かった通り、プロ志望届が必要なのは高校3年、大学4年在籍者です。
上記に該当しなければ、プロ志望届の提出の必要がありませんが、仮に高校3年で卓球部だった人がプロ志望届を提出することはできるのでしょうか?(笑)
結論から言うと、日本高等学校野球連盟、もしくは、大学野球連盟に所属している選手のみプロ志望届が必要です。
つまり、高校や大学で、硬式野球部に所属していない選手は、プロ志望届を提出する必要はありません。
過去に、日ハムが硬式野球部ではなく、ソフトボール部だった大島匠選手を指名した例があります。
大島匠選手はドラフト7位指名でしたが、大島匠選手はプロ志望届は提出していないはずです。
ちなみに、社会人選手の場合、高校から社会人入りした場合は3年後、大学から社会人入りした場合は2年後、指名される資格が得られます。
社会人入りして、1年目で指名されることは資格がないので、ありません。
プロ志望届の出し方は?
プロ志望届は、各都道府県の高等学校野球連盟、もしくは、大学野球連盟のホームページからダウンロードすることができます。
大学野球連盟のプロ志望届のダウンロードリンクはこちら!
高校の場合は、例えば愛媛県であれば、愛媛県高等学校野球連盟のホームページからダウンロードすることができます。
愛媛県高等学校野球連盟のプロ志望届のダウンロードリンクはこちら!
中には、ホームページ上に見当たらない都道府県もあったので、もしプロ志望届を提出したいなら先生に聞いてみてね!(笑)
ダウンロード後、印刷して記入後、所属連盟に提出してください。
プロ志望届の期限は?高校と大学生で違う?
プロ志望届の提出期限は、高校生と大学生で違いはありません。
プロ志望届の提出期限は、ドラフト会議の2週間前までです。
2018年で言うと、ドラフト会議は2018年10月25日(木)に行われますから、10月11日(木)が提出期限ということになります!
プロ志望届提出者一覧!(2018年版)
2018年の高校生のプロ志望届提出者一覧は、こちらのホームページで見ることができます。
2018年9月13日現在では、まだ金足農業の吉田輝星投手は一覧にありませんね。
個人的には、大学には行かず、早くプロに飛び込んだ方が、成功する可能性が高いと思うんですが、どうするんでしょう?
こちらが、2018年の大学生のプロ志望届提出者一覧です。
期限までまだありますし、提出するかどうか悩んでいる選手もいると思いますが、とりあえずプロ志望届を出さないことには、指名されようがないですからね!
まとめ
- プロ志望届とは、プロ野球団に入団を志す高等学校3年在籍者が日本高等学校野球連盟に、大学4年在籍者が大学野球連盟に提出するもので、社会人は必要ない。
- プロ志望届が必要なのは、高校3年、大学4年在籍者で、硬式野球部に所属している選手。過去に日ハムにソフトボール部出身の大島匠選手が指名されたことがあったが、大島匠選手はソフトボール部なのでプロ志望届は提出していない。
- プロ志望届は、所属連盟のホームページからプロ志望届をダウンロードして印刷し、記入後提出する。
- プロ志望届の期限は、ドラフト会議の2週間前で、高校生と大学生で違いはない。
- プロ志望届提出者一覧は、高校と大学それぞれ、日本高等学校野球連盟、全日本大学野球連盟のホームページで確認ができる。
いかがでしたか?
・・・ということで、一般企業に所属している私はプロ志望届は不要ということでした(笑)
社会人はプロ志望届が必要ないというのは知りませんでしたね!
毎年色んなドラマがあるドラフト会議ですが、今年は甲子園も非常に盛り上がりましたし、注目ですね!