スポーツには団体競技と個人競技があります。
陸上では、100m走は個人競技ですが、4×100mリレーは当然団体競技です。
気になるのは、五輪や世界陸上のリレーで3位以内に入り、メダルが確定した場合、メダルは何個もらえるのかということです。
今回は、
- リレー(陸上)五輪のメダルは何個?補欠の選手ももらえる?
- リレー(陸上)世界陸上のメダルは何個?補欠の選手ももらえる?
- リレー(水泳)五輪のメダルは何個?補欠の選手ももらえる?
- サッカーは五輪でメダルは何個もらえる?控えの選手ももらえる?
- 野球は五輪でメダルは何個もらえる?控えの選手ももらえる?
について、お伝えします!
目次
リレー(陸上)五輪のメダルは何個?補欠の選手ももらえる?
陸上のリレーでは、4人が出場する選手で、2人は補欠です。
五輪のリレーでメダルがもらえるのは、出場する選手分で4個なのか、それとも補欠を含めた6個なのかですが、これは4個でも6個でもありません。
え?どういうこと?と思われるかもしれませんが、これは予選から決勝のレースまでで、走った選手にはメダルが授与されます!
つまり、予選に補欠選手2人を含めた4人で走り、決勝で補欠以外の4人で走った場合は、予選から決勝までに全員(4人)が走ったことになります。
この場合は、メダルは6個もらえます。
しかし、補欠2人が1回も出場せず、補欠以外の4人のみで予選から決勝まで走ったとすると、これは4個しかメダルをもらうことができません!
なるほど!補欠の選手でも1回でも予選から決勝までに走っていれば、メダルをもらう権利はあるということなんですね!
メンバー登録されていても走らなかった選手には症状だけのようです。
てっきり補欠以外の4人しかもらえないものだと思い込んでいました!
リレー(陸上)世界陸上のメダルは何個?補欠の選手ももらえる?
上では陸上のリレーでメダルをもらえるのは何人なのかという話をしました。
続いて、世界陸上です。
世界陸上と五輪ではメダルがもらえる数に違いはあるのでしょうか?
調査したところ、世界陸上では予選を走ったとしても決勝を走った4人しかメダルはもらえないのだそうです!
これは驚きですね。
実際2017年の世界陸上では4×100mリレーで補欠メンバーの藤光謙司選手が、コンディション不良のケンブリッジ飛鳥選手に代わり、第4走者を務め銅メダルを獲得しましたが、このときメダルをもらえたのは、決勝を走った4人だけでケンブリッジ飛鳥選手はメダルをもらえませんでした。
なので、藤光謙司のWikipediaに記載されている成績に「世界選手権4×100mR3位(2017)」とあるのに、ケンブリッジ飛鳥選手のWikipediaには記載されていません。
リレー(水泳)五輪のメダルは何個?控えの選手ももらえる?
五輪で陸上のリレーは予選から決勝までに1回でも走っていれば、メダルがもらえることはわかりましたが、これが水泳のリレーだったらどうなんでしょうか?
これは、陸上のリレーと同じです。
予選から決勝まで1回でも泳いでいればメダルをもらう権利があります。
なので、決勝を泳いだ4人の他に予選でも補欠の3人が泳いでいれば、7個メダルがもらえることになります。
五輪憲章にはこんな記載があります。
70.表彰式・メダルと賞状の授与
2- メダルおよび賞状
2.4- 団体競技、およびその他の競技に含まれる団体種目については、そのオリンピック競技大会の開催期間中に少なくとも1試合もしくは1競技に出場したことのある優勝チームのなかの選手が銀台金張りのメダルと賞状、第2位のチームの場合は銀メダルと賞状、第3位のチームの場合は銅メダルと賞状を受ける資格を持つものとする。これらのチームのその他の選手は賞状だけをうける資格を持つ。
4位、5位、6位、7位および8位のチームのメンバーには、賞状が授与される。
なるほど!
これによると、陸上だろうが水泳だろうがリレーは予選から決勝までに1度でも出場していればメダルがもらえるんですね!
層が厚い国であれば、予選は手を抜いて、補欠の選手が出場すれば補欠の選手もメダルがもらえますが、補欠を出したことで決勝進出を逃していてはいけません。
補欠も含め全員がメダルをもらえるということは、選手層が厚いと言えるかもしれません。
サッカーは五輪でメダルは何個もらえる?控えの選手ももらえる?
五輪では、陸上も水泳もリレーは予選から決勝まで1回でも出場しているなら、3位以内に入った場合、その選手はメダルを貰えるということが分かりましたが、サッカーはどうなんでしょうか?
サッカーについては、スタメンの選手はもちろん、控えの選手もメダルをもらえます。
仮に1試合も試合に出場していなくてももらえます。
これが陸上や水泳と違うところですね。
野球は五輪でメダルは何個もらえる?補欠の選手ももらえる?
サッカーではスタメンの選手、控えの選手が出場したかしなかったかに拘わらず、メダルがもらえることがわかりましたが、これは野球でも同様です!
まとめ
- リレー(陸上)五輪のメダルは予選から決勝までに1回でも出場していれば、メダルはもらえる。
- リレー(陸上)世界陸上のメダルは決勝を走った4人しかメダルがもらえない。
- リレー(水泳)五輪のメダルも陸上のリレーと同様で、予選から決勝までに1回でも出場していれば、メダルはもらえる。
- サッカーと野球は五輪で出場しているかしていないかに拘わらず、控えもメダルがもらえる。
いかがでしたか?
五輪と世界陸上でメダルがもらえる個数に違いがあるのがびっくりでした。
なぜ統一されていないんですかね?
補欠だってメンバー登録されていて、チームの一員ですから世界陸上でもメダルをもらえるようにしたらいいのに・・・と思ったのは私だけではないはず?