高校野球盛り上がっていますね!
やはり県大会の初戦や2回戦となると、実力差がありすぎてコールドゲームも多いですが、コールドゲームのルールをご存知でしょうか?
今回は、
- コールドゲームとは?
- 高校野球コールドゲームの点差のルール(規定条件)は?
- 高校野球雨天コールドのルール(規定条件)は?
- 高校野球コールドゲームのルールは都道府県別?コールド記録は?
- 高校野球コールドゲームは甲子園ではなし?
について、お伝えします!
目次
コールドゲームとは?
コールドゲームと言うと、点差がありすぎて、9回まで試合を行わずに審判が試合を打ち切り終了させるルールのように思い浮かべる方がほとんどでしょう。
コールドゲームとなる条件は他にもあります。
雨天等の天候の条件もあります。
カタカナで「コールドゲーム」と書きますが、宣告試合ということで、英語にすると「called game」です。
よく勘違いして、凍結した試合ということで、「cold game」と思い込んでいる人が多いようですが、これは違います。
それでは、コールドゲームとなる条件を見ていきましょう。
高校野球コールドゲームの点差のルール(規定条件)は?
高校野球で点差が開いた場合のコールドゲームのルール(規定条件)を説明します。
以下の場合、コールドゲームとなります。
回 | 点差 |
---|---|
5回終了 | 10点差以上 |
6回終了 | 10点差以上 |
7回終了 | 7点差以上 |
8回終了 | 7点差以上 |
高校野球雨天コールドのルール(規定条件)は?
高校野球で雨天コールドとなる場合のルール(規定条件)を説明します。
「雨天」に限らず、雷や大雪等、悪天候の場合も対象です。
以下の2つの条件が揃った場合、コールドゲームになります。
- 7回が終了している
- 悪天候により試合続行が不可能
悪天候でのコールドゲームはあまりありませんが、稀にあります。
点差が開いた時と違って、実力差の有無は関係ないので、審判もできれば悪天候でのコールドゲームにはしたくないのではないでしょうか?
7回が終了していない状態で、審判が試合続行不可能と判断した場合は、コールドゲームではなく、ノーゲームとなります。
この場合、1回の表から最初から試合をやり直す場合と、中断したところから試合を始める場合があるようです。
高校野球コールドゲームのルールは都道府県別?記録は?
高校野球コールドゲームのルールは都道府県別ではなく、都道府県統一のルールです。
現在では統一されていますが、過去には統一されておらず、5回コールドがないために、ものすごい大差がついた試合がありました。
1998年7月18日の第80回全国高校野球選手権記念青森大会で東奥義塾vs深浦の試合結果はなんと122-0!
この試合は3時間47分に及び、東奥義塾は計86安打、7本塁打を放ちました。
この当時、青森大会のコールド規定は7回以降。
5回を終えて93点差ありました。
深浦の監督は選手たちに試合をやめるか続行するか問いかけました。
これに対して、「応援してくれる人がいる」ということで、続行し、結果は122-0。
当時は全国各地でコールドゲームの規定条件がばらばらでしたが、この試合がきっかけでコールドゲームの規定条件が統一されることとなりました。
高校野球コールドゲームは甲子園ではなし?
高校野球のコールドゲームは甲子園ではありません。
甲子園でも実力差がありすぎて、めちゃくちゃ点差がつく場合もあります。
甲子園でコールドゲームがない理由については、特に説明はされていないのですが、おそらく地方から甲子園まで遠征してきた球児や応援団に配慮し、最後まで試合をさせるためではないか?と言われていますね。
また、各都道府県大会の決勝戦の試合はコールドゲームはありません。
ただし、神奈川県大会では準決勝以降はコールドゲームなしと決まっています。
まとめ
- 高校野球でコールドゲームとなる規定条件は点差と天候によるものがある。
- 高校野球の点差によるコールドゲームは、5回終了して10点差以上、7回終了して7点差以上で成立する。(6回終了10点差以上、8回終了7点差以上でも成立)
- 高校野球では、「7回が終了している」、「悪天候により試合続行が不可能」の2つを満たした場合、コールドゲームとなる。
- 現在は高校野球のコールドゲームの規定条件は統一されているが、過去に都道府県別となっていたことがあり、5回コールドがない都道府県もあった。(1998年7月18日の第80回全国高校野球選手権記念青森大会で東奥義塾vs深浦の試合結果は7回こーるどで122-0)
- 甲子園や、各都道府県の決勝戦(神奈川県大会では準決勝以降)はコールドゲームはない。
いかがでしたか?
コールドゲームの大体の意味は知っていても、明確に規定を理解していなかった方もいるのではないでしょうか?
今年の夏も日本中を高校球児が熱くしてほしいですね!