プロ野球も終盤に差し掛かっていますが、リーグ優勝をしても、まだCSがありますからね。
CSで勝ち抜かないと日本シリーズに進出できないわけです。
今回は、
- CS(クライマックスシリーズ)とは?
- CS(クライマックスシリーズ)ファーストステージの勝ち抜け条件は?
- CS(クライマックスシリーズ)ファイナルステージの勝ち抜け条件は?
- CS(クライマックスシリーズ)のルール・雨天中止は?
- CS(クライマックスシリーズ)のルール・延長戦は?
- CS(クライマックスシリーズ)のルール・予告先発は?
- CS(クライマックスシリーズ)のルール・アドバンテージや引き分けの場合は?
について、お伝えします!
目次
CS(クライマックスシリーズ)とは?
CS(クライマックスシリーズ)は、セリーグとパリーグで、上位3チームが、日本シリーズへの出場権をかけて争う短期決戦です。
CSを制したチーム同士で日本シリーズが開催されます。
昔は、リーグ優勝すれば、そのまま日本シリーズに出場でき、CSなんてありませんでしたよね。
なぜCSが導入されることになったのでしょうか?
リーグ優勝したチームからすれば、優勝したからといって日本シリーズへの進出が確定しているわけではなく、全く気が抜けないですよね。
実は、これはCSを導入することにより、消化試合を減らす目的があるのです。
優勝チームが決まると、日本シリーズまでプロ野球に対して興味もなくなり、残り試合は消化試合となってしまいますよね。
CSを導入することで、上位3位に入りさえすれば、リーグ優勝できなくても日本シリーズに出場できる可能性があるわけです。
2017年のDeNAも3位から日本シリーズに出場しましたよね。
リーグ優勝できず2位以下のチームが仮に日本シリーズも制したとして、果たしてそれを日本一と呼べるのか?という疑問もありますが、消化試合を大幅に減らすことができるのは、収益的に大きいでしょうね。
CS(クライマックスシリーズ)ファーストステージの勝ち抜け条件は?
まず、CSにはファーストステージがあります。
ファーストステージは以下のチームが戦います。
- セリーグ2位のチーム vs セリーグ3位のチーム
- パリーグ2位のチーム vs パリーグ3位のチーム
3試合行い、2勝を先にした方がファイナルステージに進出できます。
例えば、引き分けがあり、1勝1敗1分となった場合は、リーグ2位のチームがファイナルステージに進出できます。
ちなみに、試合をする球場は、リーグ2位のチームの本拠地で開催されます。
CS(クライマックスシリーズ)ファイナルステージの勝ち抜け条件は?
ファーストステージの次は、ファイナルステージです。
ファイナルステージは以下のチームが戦います。
- セリーグ優勝チーム vs セリーグのファーストステージ勝利チーム
- パリーグ優勝チーム vs パリーグのファーストステージ勝利チーム
4勝を先にした方がファイナルステージに進出できます。
ただし、優勝チームはアドバンテージとして1勝が与えられています。
なので、最大でも6試合ということになりますね。
引き分けの場合は、ファーストステージと同様です。
リーグ優勝したチームの本拠地で開催されます。
CS(クライマックスシリーズ)のルール・雨天中止は?
CSが雨天中止となった場合は、レギュラーシーズン同様順延となります。
ただし、CSの場合は順延できる日にちに制限がかけられています。
ファーストステージには予備日が1日、ファイナルステージには予備日が2日設けられています。
この予備日を超えた場合、それ以上は順延できないのです。
それまでの勝利数が同一だった場合、上位チーム(ファーストステージならリーグ2位、ファイナルステージならリーグ優勝したチーム)の勝ちとなります。
CS(クライマックスシリーズ)のルール・延長戦は?
CSもレギュラーシーズンと同様延長戦があり、延長は12回までです。
しかし、CSの延長戦では、こんなルールが追加されています。
以下、各ステージの決着(ステージの勝ち上がり)が確定した時点でコールドゲームとする。(後攻チームがステージの勝ち上がりに王手で迎えた試合の場合)
- 延長12回表の先攻チームの攻撃が同点のまま終了した場合。(延長12回裏は行わない。)
- 高校チームが延長12回裏の攻撃をビハインドで迎え、その攻撃中に同点に追いついた場合。(同点となった時点でコールドゲームとする。)
これが適用されるのは、CSのファーストステージで1勝1敗で最終戦を迎えたとき等でしょうね。
勝ち抜けが確定した時点で終了ということですね。
CS(クライマックスシリーズ)のルール・予告先発は?
CSでは2017年までは、パリーグのみ予告先発がありましたが、2018年からセリーグも予告先発を採用するようです。
セリーグでは2012年のレギュラーシーズンから全試合で予告先発を行っていますが、2007年に導入されたCSでは採用していませんでした。
今回セリーグでもCSで予告先発が採用される理由については、「予告先発のある公式戦の流れのままいくことになった。ファンも慣れてきている。」と説明しています。
CS(クライマックスシリーズ)のルール・アドバンテージや引き分けの場合は?
CSに出場できれば、日本シリーズに出場ができる可能性があるわけです。
しかし、アドバンテージがなく普通に対等の条件で逆転のチャンスを2位以下のチームに与えるというのは、リーグ優勝したチームからすれば、不公平感があります。
ですから、ファイナルステージでは、レギュラーシーズン1位のチームに、ファーストステージでは、レギュラーシーズン2位のチームにアドバンテージが与えられます。
上記の勝ち抜け条件を読めば分かりますが、CSのアドバンテージについて、まとめておきます。
ファーストステージのアドバンテージ
- 引き分けがあり、1勝1敗1分となった場合、リーグ2位のチームがファイナルステージに進出
- 試合球場は全試合リーグ2位のチームの本拠地
- 雨天中止で順延し、予備日を超えて勝利数が同一の場合、リーグ2位のチームがファイナルステージに進出
ファイナルステージのアドバンテージ
- リーグ優勝したチームには1勝のアドバンテージあり
- 勝ち数が同じになった場合は、リーグ優勝したチームが日本シリーズに進出
- 試合球場は全試合リーグ1位のチームの本拠地
- 雨天中止で順延し、予備日を超えて勝利数が同一の場合、リーグ優勝したチームが日本シリーズに進出
まとめ
- CSは、セリーグとパリーグで上位3チームが日本シリーズへの出場権をかけて戦う短期決戦。
- CSファーストステージは、「セリーグ2位のチーム vs セリーグ3位のチーム」、「パリーグ2位のチーム vs パリーグ3位のチーム」で行われ、2勝先にした方がファイナルステージ進出。
- CSファイナルステージは、「セリーグ優勝チーム vs セリーグのファーストステージ勝利チーム」、「パリーグ優勝チーム vs パリーグのファーストステージ勝利チーム」で行われ、4勝先にした方が日本シリーズ進出。
- CSでは、雨天中止の場合順延となるが、順延できる日にちに制限がかけられており、ファーストステージは1日、ファイナルステージは2日である。
- CSでは、レギュラーシーズンと同様延長戦もあり、12回までだが、勝ち抜けが確定した時点でコールドゲームとなるルールが追加されている。
- CSでは2018年からセリーグ、パリーグとも予告先発がある。
- CSのファーストステージのリーグ2位チームのアドバンテージは、「3試合行って勝利数同一時のファイナルステージ進出」、「リーグ2位チームの本拠地で全試合開催」、「雨天中止で順延し、予備日を超えて勝利数が同一の場合、ファイナルステージ進出」。
- CSのファイナルステージのリーグ優勝チームのアドバンテージは、「1勝」、「勝ち数同一の場合日本シリーズ進出」、「リーグ優勝チームの本拠地で全試合開催」、「雨天中止で順延し、予備日を超えて勝利数が同一の場合、日本シリーズ進出」。
いかがでしたか?
優勝チームには、ファイナルステージで1勝が与えられるというのは知っていても、意外と、CSのルールについて明確に知っている人は少ないのではないでしょうか?
当記事を読んだあなたはルールを明確に理解できたと思いますので、CSを観戦した際は、知らない人に教えてあげてくださいね!